ワンルームも装置産業!?入居者の目に付く部分の修繕は重視しよう!

2016/05/17

ワンルームマンションを購入すると費用が発生します。費用の中でも、特に読みにくいのが修繕費です。修繕費は基本的には所有者が負担すべき費用です。修繕費の額は築年数が古くなる程大きくなる傾向があります。そこで今回は修繕費についてお話いたします。

038

修繕費は大きく分けて2種類あります。大規模修繕費と小修繕です。大規模修繕費とはエレベーターの改修や外壁塗装の塗り替え、タイルの貼替、屋上防水などがあります。マンションであれば大規模修繕費は修繕積立金として計画的に徴収されます。

一方で小修繕とはウォシュレットやエアコンの修理、シャワーの故障や水漏れの対応、給湯器の交換など日常生活の中で突発的に起きる小さな修繕を指します。最近ではウォシュレットやエアコンは最初から備え付けの物件が多いため、ウォシュレットやエアコンがオーナーの資産となり、壊れたらオーナーが修繕義務を負うようになっています。

小修繕の中で、意外と金額が大きいのは給湯器の交換です。給湯器は見えない部分でもありますが、壊れていると致命傷なため交換せざるを得ません。正常に動いて当たり前の設備ですので、修理したからと言って、空室対策になったり、賃料アップになったりするようなことはないのです。給湯器は築15年くらいで、壊れて交換が必要となります。中古物件を購入する際は、給湯器を交換しているかどうかを確認した方が良いでしょう。

またキッチンやバスなど、目に見える水回りの部分の修繕が必要になった場合は、修繕の際に思い切って良いものに交換してしまいましょう。目に見える部分はお金をかけて修繕することで次の空室対策にも繋がります。

ワンルームマンションも、ホテルのような設備産業に似ています。ホテルは目に付く部分を積極的に良いものに修繕してお客を呼び込んでいます。目に見える部分と見えない部分にメリハリをつけて、効果的な修繕を行うようにしましょう。