意外と重要!?物件を選ぶ際、見落としがちな賃料総額という考え方

2016/03/06

今回は投資用ワンルームマンションの賃料についての考え方です。一口にワンルームマンションと言っても、様々な人たちが住みます。単身世帯には、学生や社会人、高齢者、外国人などが居ますし、さらには男性と女性という区分にも分けられます。

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一般的に一人暮らしというと大学生を思い浮かべる人も多いです。確かに大学の近くであれば学生の需要がとても高いです。しかしながら、学生向けマンションというのは、総じて賃料が低いため、学生をターゲットとしたワンルームマンションは不動産投資には不向きです。不動産賃貸業には一定の経費が必要となるため、利回りを確保するにはもう少し高い賃料が必要となります。

 

ワンルームマンションで需要も高く、賃料も相応に取れるのは、単身の社会人をターゲットとしたマンションです。社会人向けのワンルームの場合、法人が寮として借り上げているケースもあり、このようなケースの場合は賃料の不払いもほぼ無いため収益的には安定します。

 

また、ワンルームマンションには、ハイエンドクラスを狙った高級ワンルームマンションというのも存在します。このような物件は、一見すると賃料も高く、利回りも高いため投資家には魅力的です。東京都港区などには外国人をターゲットとした高級賃貸マンションも多く存在します。しかしながら、このような物件は、そもそも需要者が少ないため、一度入居者が退去すると、次の入居者を見つけるまで時間がかかります。しかもこのような高級物件は景気の影響を真っ先に受けるため、賃料の下落リスクも高いです。一般的にワンルームマンションは賃料変動の少ない物件と言われていますが、ハイエンドを狙った物件は投資には向きません。

 

東京23区内であれば、月額賃料は10万円が一つの目安です。賃料が10万円前後の物件を選んでおけば、入居にも安定感が出ます。物件を選ぶ際、高すぎる賃料や安過ぎる賃料には注意しましょう。