空室対策は症状の重さによってやることを変えるのが効果的!

2016/04/25

やはり費用対効果の大きい空室対策は人気があります。その一つがWifi設置です。2014年あたりから徐々にWifiアンテナを室内にイニシャル設置する物件が現れ始めましたが、導入コストも安く、賃料アップも可能なことから、ここ最近は一気にWifi付物件が広がり始めました。

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空室対策には様々なものがありますが、賃料アップまで図ることができるものは、そうそうありません。確かにデザインリノベーションで賃料アップという物件もありますが、結構、お金がかかります。またデザインリノベというのは、どの部分がどのように賃料アップに繋がったのかと定量的に把握することができないため、なんとなく投資効果が見えにくい対策です。

デザインリノベをしてみたものの、結局は、その後の募集活動を頑張ったから入居が決まったなんて話も良くあります。不動産投資家からすると、リノベーションせずに初めから募集活動を頑張った方が良かったのではないかと疑問を感じることさえあります。

それに比べると、Wifi設置に関しては、Wifi導入費用いくら、賃料アップいくらとあらかじめ設定することが可能です。不動産オーナーにとってみると、とても導入しやすい空室対策となります。

個人的にはデザインリノベも非常に効果的だと思っていますが、デザインリノベをした場合、デザインをする前にターゲットの絞込やコンセプト作り、その後の入居者募集スキームなどを合わせて、トータルで空室対策に取り組まないと、効果が発揮されにくいです。しかしながら、Wifiのような小手先の空室対策とは異なり、真似されにくく、効果も長続きするのがデザインリノベの特徴です。

空室という病に対して、初期段階ではWifi導入のような軽い処置が適切です。それでも直らない重病患者であれば、デザインリノベに取組んでみるのも良いでしょう。空室対策も物件の状況次第でやることを変えるのが重要です。