避けるべき物件、キーワードは3点ユニットと洗濯機パン

2016/04/21

今回は建物の選び方で、避けた方が良い物件についてご紹介します。

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最近ではリフォーム技術も発達しており、お金さえかければ、新築とそっくりにすることはできます。そういった意味ではどんな物件を購入しても良いのかもしれません。しかしながら、ワンルームマンションと言うのは、取れる家賃も都内で会っても10万円前後がせいぜいです。そのためリフォーム費用も抑えられるような物件を選ぶ必要があります。

まず、真っ先に避けなければならない物件は、バス・トイレ・洗面所が一緒になっている3点ユニットです。バス・洗面所が一緒になっている2点ユニットも避けるべきです。3点ユニットは人気が低いため、入居者集めに苦労します。また賃料も安く、投資対象として購入するメリットはほとんどありません。

3点ユニットや2点ユニットもリフォームで全て分離することも可能です。しかしながら、水回りを分離させる工事は多大な費用がかかります。排水を伴う設備の位置を変えるのは大工事です。床下配管は排水のため一定の角度つけなければならず、例えばトイレの位置をずらすことで、トイレの床が上がるようなケースも生じます。たまに居酒屋でトイレが一段高くなっているケースを見かけますが、あれは店舗の中に後からトイレを作ったため排水勾配をつけるために床を上げているのです。

また最近ではドラム式洗濯機が増えたことにより、単身者もドラム式洗濯機を持っている入居者も増えてきました。ドラム式洗濯機は従来の洗濯機よりも一回り大きいです。実は、このドラム式洗濯機は、古いワンルームマンションにとっては大敵です。洗濯機を置く洗濯機パンは大きさが決まっており、ドラム式洗濯機を置けないから入居を止めるという場合もあります。

ワンルームマンションでは昔の企画の小さいパンが壁にピッタリくっついているケースが良くあります。洗濯機パンを大きくするために壁まで壊さなければならないなり、洗濯機パンの改修は意外と費用がかかるのです。

3点ユニット、洗濯機パンには注意をしましょう。