借りたいと思う立地はどういうところか考えよう!

2016/03/19

不動産は投資商品でありますが、他の株や債券と異なり、モノとしての実態があります。たまに不動産を他の投資商品と同じ感覚で数字だけ見て判断してしまう人もいますが、不動産の場合、数字だけを見て投資判断をするのは危険です。そこで今回は住宅立地を選ぶ基本について触れていきたいと思います。

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不動産の賃料は契約された時期によって若干、異なります。ワンルームマンションのような住宅の場合、それほど賃料の増減は見られませんが、オフィスビルの場合は、契約時期によって賃料が異なる現象が顕著に表れます。

そのため、利回りだけ見ると、今時点ではたまたま良い物件というのは存在します。このような物件は、良い状態が今後も続くのか見極める必要があります。今後、賃料が維持されるか、それともすぐに下がってしまうかは、やはり立地によって決まります。

不動産賃貸業の成功を左右する、最も重要なポイントは立地です。良い場所は高すぎて買えないから借りているのです。そのため立地が今一つであれば、現時点でたまたま賃料が高くても、その後賃料が下がる可能性は大になります。

ワンルームマンションの立地で重視すべきは交通アクセスです。駅から10分圏内であれば全て良い訳ではありません。電車の路線と駅によっても需要に強弱が現れます。例えば都内であっても都営新宿線や都営大江戸線の沿線は、若干需要は弱まります。また丸ノ内線や都内の私鉄でも、支線だと需要は弱くなります。ワンルームマンションのターゲットは社会人ですので、社会人が企業に通勤しにくい路線や駅はやはり人気が落ちるのです。

立地について言えば、複数路線が利用できる駅や快速が止まる駅、始発駅などが一番の好立地です。このような好立地の物件はなかなか見つかりませんが、このような好立地の駅を基準としながら物件を探していくのが基本です。

立地については最後の最後までこだわりましょう。