今回は一風変わった新たな不動産ニーズについてご紹介します。
当社では不動産コンサルティングのサービスメニューの1つとしてWeb記事ライティングを行っています。お陰様で納品した記事数もわずか2年弱で300件以上となりました。このサービスを始めた当初は、ちょうど相続税が強化された時期と重なったため、企業から相続税対策に関する専門的な記事の執筆依頼がたくさんありました。
最近では私の方で数が対応しきれなくなったため、単価を上げて受注量の調整をしています。そのため、今ではSEO対策として不動産会社のホームページにバンバン記事をアップさせるような依頼は減り、文字数が多く内容の濃い記事の依頼のみが残ってきました。このような状況の中、最近、増えてきている執筆依頼が個人のアフィリエーターさんからの執筆依頼です。
アフィリエイトとは、簡単に言うと広告主を宣伝する記事を書いて、リンクを貼って広告主のサイトに読者を誘導する広告記事です。単純に広告主のページに飛ばすだけで報酬がもらえるものもありますが、高単価のアフィリエイトの場合は、広告主のサイトに移ってから実際に商品を購入させて、報酬がもらえるものになります。読者がアフィリエイト記事を経由して実際に広告主の商品やサービスを購入することをコンヴァージョンと言います。
不動産の世界では「一括査定サイト」を紹介するアフィリエイトがあります。一括査定サイトはコンヴァージョンタイプで報酬が発生しますが、報酬単価が高いため、チャレンジする方は多いです。アフィリエイトでは一括査定サイトに誘導する前に、自分のサイトに読者を集める必要があります。自社サイトに多くの訪問者を集めるためには、自社サイトを価値ある情報発信サイトに仕上げることがアフィリエーターの課題となるのです。
一括査定サイトを紹介するアフィリエーターは、不動産の売主が読んで納得するような専門的な記事を書く必要があります。そのため、不動産経験の少ない個人のアフィリエーターさんが当社へ記事を依頼してくるのです。例えば、不動産を売却した時に発生する税金や不動産を高く売る方法などの記事の依頼があります。
アフィリエイト記事は、個人事業主からの新たな不動産ニーズなので、ある意味で新しい形の中小企業向けCREなのかもしれません。