今回はワンルームマンション投資をするに辺り、重要なキーワードである駅力(エキリョク)についてお話ししたいと思います。
駅力というのは、聞き慣れない言葉だと思いますが、業界用語です。住宅系のREITで物件購入を担当するアセットマネージャーなどが頻繁に使用しています。住宅の大手管理会社も駅力という言葉を普通に使っています。駅力とは賃貸マンションの需要の強さを表すポテンシャルのようなものです。プロの投資家は駅力が強いとか弱いという目利きをもって投資の判断を行っています。
ワンルームマンションにおいて、それだけ駅というのは重要な要素です。同じ23区内においても、どこの駅かによって、賃貸需要が大きく異なります。23区内はワンルーム投資にお勧めですが、23区内でも全てが投資に適している訳ではありません。23区内で、かつどこの駅の物件なのかが重要となります。
駅力でポイントとなるのが、駅周辺の商店街です。かなり以前は、スーパーなどの生活利便施設の有無といった居住環境は、分譲マンションでは重視され、賃貸マンションでは重視されないという風潮がありました。しかしながら、今ではその考え方は古いです。晩婚化により女性の単身者も増えてきたため、ワンルームマンションであっても居住環境は重視されるようになってきました。そのため繁華性が高すぎて、駅周辺に風俗店があるような駅もNGです。
駅周辺に健全な商店街が発達し、生活利便施設が整っている駅の物件は人気があります。特に駅から物件までの動線上に活気がある商店街がある物件はポイントが高いです。このような駅にある物件は駅力が強いと言えます。一方で、都内の地下鉄駅では駅周辺にコンビニしかないような寂しい駅も存在します。このような駅は駅力が弱いです。
駅力は物件選びに重要なポイントとなるのです。