物件選びで見落ちしがちな脱衣所スペース、決め手は間口の広さにアリ

2016/04/05

ワンルームマンションを購入する際、入居者が入っているため、内覧ができず、図面でしか判断できないケースが多いです。そこで図面のどういう部分を見るべきか、チェックポイントをお話ししたいと思います。

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まずチェックすべきは形状です。斜めの壁がある部屋やL字型の部屋は、入居が決まりにくいため、真っ先に避けるべきです。理想を言えば、柱のある部屋も避けたいところですが、柱のない部屋は少ないため、柱はそこまで気にする必要はありません。

ワンルームマンションで長方形の典型的な形のマンションを羊羹切りと言います。では羊羹切りのような形の良いマンションはどこを見るべきでしょうか。羊羹切りマンションで最初にチェックすべきは間口です。同じ25㎡の部屋でも、間口が広いとキッチンやバス、トイレ、収納などの空間に余裕が出ます。

最近ではワンルームでもバスとトイレ、洗面所がそれぞれ別なのが当たり前です。できればバスや洗面所が一緒になっている2点ユニットや3点ユニットは避けましょう。新築のマンションでは、ほとんどがバスとトイレ、洗面所が別になっています。間口が2.9mの物件でもバスとトイレ、洗面所が別という物件はあります。

しかしながら、バスとトイレ、洗面所が別であっても、図面上、なかなか見抜けないのが脱衣スペースの有無です。間口が2.9mで無理矢理、バスとトイレ、洗面所を別に作っているような物件は脱衣所がほぼ無くなっています。ワンルームマンションでも友人や親族が泊りに来るケースもあり、脱衣所が無い物件は敬遠されがちです。

おなじ25㎡でも、間口が3.2m以上ある物件は、かなりゆったりした設計となっています。これだけ間口が広いと脱衣所も広く、収納スペースもしっかり確保されています。物件を選ぶ際は、整形で間口の広い物件を選びましょう。