今回は建物の選び方でワンルームマンションならではの見るべきポイントについてご紹介いたします。
都内は土地代が高いため、小さな敷地に目いっぱい貸し床面積を確保しているようなワンルームマンションを見かけます。このようなマンションでは、ありがちなのが、バルコニーの無いマンションです。ワンルームマンションを選ぶ際、バルコニーの有無を軽視してはいけません。一人暮らしはどうせベランダに選択を干さないからバルコニーが無くても大丈夫だろうと考えるのは早計です。
実際、バルコニーのないワンルームは不人気です。バルコニーのないマンションに入居者アンケートを取ると、決まって「バルコニーが欲しい」という要望が上位に来ます。バルコニーは洗濯物を干すだけに利用するとは限らず、ゴミの一時保管場所にも使ったりします。バルコニーのない部屋はゴミを部屋の中にため込まなくてはならず、臭いもこもるため住みにくくなります。
バルコニーのない部屋は、最低でも浴室乾燥やホスクリーンといった洗濯物を部屋の中に干せる補助器具がある物件を選びます。室内に洗濯物を干せる補助器具はバルコニーがあっても必須と考えて良いでしょう。最近は男女ともに洗濯物を外に干さない人たちが増えています。購入物件に補助器具がない場合は、後からでも自分で付けた方が良いです。
また廊下もチェックポイントとなります。ほとんどのワンルームマンションは建築コストを下げるため外廊下で設計されています。たまに内廊下の物件が存在します。内廊下の物件はそれだけで高級感が出るため、空室率が低くなります。入居者を決めやすく、希少性も高いため、内廊下の物件に巡り合えたら、是非、積極的に検討してみるもの良いでしょう。
このように専有部以外でも、バルコニーや廊下は建物を選ぶ際、重要なポイントとなります。「バルコニーのある内廊下物件を探せ！」とルールを決めるだけでも、視点が良くなるため、良い物件に巡り合える可能性は高くなります。納得のいかない物件に関しては、安易に妥協せず、粘り強く次の物件を探しましょう。
