建物選びでざっくりと大事なポイント、まずはエントランスの確認から

2016/03/04

前回、立地の重要性について説明しましたが、建物についても見るべきポイントはたくさんあります。似たような立地の物件であれば、当然ながら建物が良い物件を選ぶべきです。建物の良し悪しは築年数だけでは決まりません。築年数が古くても入居者がすぐに決まる物件というのは存在します。ではどのような建物が、入居者が決まりやすいのか、見ていきましょう。

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パッと見て、やはり重要なのが建物の外観です。もう少し言い替えると、建物の写真写りが良い物件はポイントが高いです。今時、住むためにワンルームマンションを探しているほとんどの人たちは、あらかじめ物件をインターネットで検索します。インターネットでは家賃や築年数、駅距離などの検索条件で物件を絞り込むことができますが、絞り込んだ競合物件の中で、最初に目に飛び込んでくるのは外観写真です。

 

賃貸物件のポータルサイトを見てみると、建物の専有部分というのは、どの物件もあまり大差がないことに気づきます。物件ごとによって大きく差がつくのは、外観です。外観がおしゃれな物件であれば、じっくりと専有部まで見てもらえる可能性は高まります。

 

また外観以上に建物の印象を決める重要な要素があります。それはエントランスです。通常、物件に入居を検討する人は、不動産業者とともに何物件かを見て回ります。その際、建物エントランスが立派だとグレード感が演出されます。人間の目線は、あまり広くないので建物の印象は、エントランスや植栽のような建物の足元で決まります。外観が多少、見劣りしていてもエントランスがゴージャスだと、立派な建物の印象を持ってしまうのです。

 

エントランスは、石貼り仕上げが最も高級感があります。石貼りを若干劣るのが、タイル仕上げです。タイル仕上げでも、質感のあるタイルは高級感もあります。内覧時はエントランスの床と壁の仕上げ材を良く確認しましょう。

 

建物を見る際にエントランスの確認は重要なポイントになります。