ワンルームマンションの投資をするならば、やはり都内です。東京都は世帯数の予測というものを公表しています。この予測によると、東京都の一般世帯数は平成42年がピークとなり、その後、減っていくのですが、単身世帯については、平成47年まで一貫して増加するという予測を出しています。
また東京都の人口は平成32年でピークを迎え、その後は減少することも予想されています。ここで注目なのは、人口は平成32年でピークを迎えるのに、ワンルームマンションのターゲットである単身世帯は平成47年まで増加し続けるという点です。単身世帯が引き続き増加する理由としては、今後も晩婚化や高齢化がますます進むということが理由として挙げられます。
全国的に見ると、日本の人口は平成20年がピークでした。日本全体では既にピークアウトを迎えていますが、東京はまだまだこれからも人口が増えていきます。さらに東京の人口が減ったとしてもワンルームマンションのターゲットである単身世帯はさらに増えていくことが予想されています。
東京の一極集中や地方経済の衰退というのも問題ではありますが、不動産投資に関していえば、これほど分かり易い市場はありません。東京は「買い」です。プロの投資家であるREITも都内の賃貸マンションの購入については積極的です。REITの投資家も都内の物件を多く保有している投資法人を高く評価する傾向にあります。
仮に、所有期間が10年を超える不動産を持っている場合は、事業用資産の買換え特例(9号買換え)を活用するもの一つの手です。例えば、地方で底地や駐車場などの収益性の低い資産を持っていれば、それを23区内のワンルームマンションに買換えて資産を良いものに入れ替えるというやり方もあります。
23区内のワンルームマンションはこれからも注目の物件と言えるでしょう。