自分が住んでみたいと思える物件を買うのが一番!

2016/04/12

物件選びには、駅力(エキリョク)の見極めが重要となります。今回は駅力についてもう少し深堀したいと思います。

037

駅力のある駅とは、雰囲気のある商店街が発達している駅です。具体的には、麻布十番や中目黒、神楽坂、人形町、広尾のような賑わいがイメージとしては最高です。商店街が盛り上がっており、江戸時代からあるような店やおしゃれな現代風の店が混在するような商店街で、歩いていて楽しくなるような街が理想的です。

入居者が物件を内覧する際は、必ずしも物件だけを見て入居を決めるとは限りません。近くに美味しそうな店や行ってみたくなるようなお店が目に付けば、「この街に住んでみたい!」という想いが生まれます。多少、物件に「難あり」でも、この街に住みたいからという理由で物件を決める入居者も多いです。

そのため、駅力は投資物件を見極める上で、重要です。物件を購入する際は、是非、現地を見に行くことをお勧めします。その際、物件だけを見るのではなく、最寄駅から物件までの雰囲気を確かめることが重要です。なんとなく街区が暗いとか、沈んでいるというネガティブな雰囲気を感じたら、それは入居者も同じ感覚を持ちます。基本的には自分でも住んでみたいと思える街の物件を素直に購入することが一番です。

また駅力が高くても、発達している商店街の裏側の出口や、物件まで商店街動線から完全に外れている物件は避けるべきです。駅から同心円状に広がる賃料単価表のプロット図を作成してみると、見事に商店街動線から外れた物件は賃料単価が低くなります。夜遅く会社から帰宅した時に、駅から自分の家までコンビニが一つもなければ不便と感じるのは当たり前の感覚です。入居者が住みやすい街なのかどうかを見極めることは物件選びでは重要な要素となります。

住みたい街の物件は、空室リスクを抑え、不動産投資を成功に導いてくれます。