専有部を見る時の注意点、基本チェックポイントは水回りから

2016/03/12

賃貸住宅の中にも「見せ場」というものが存在するのをご存知でしょうか。ここで言う見せ場というのは、空室時に物件を探している入居者を案内した時に、「おっ!」と目を引いてもらうための場所のことを指します。今回は専有部における最初に見るべきポイントについてお話いたします。

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賃貸住宅の見せ場は、キッチン、バス、洗面所などの「水回り」と言われている部分です。特に女性の入居者は、この水回りを気にします。キッチンやバスなどの普段使う部分が、おしゃれで清潔感があるかどうかが重要となります。

まずキッチンですが、蛇口の水洗金物に注目してください。キッチンの水詮金物はステンレス製の混合水詮がおしゃれに見えます。次にキッチンの天板です。天板というのはキッチンの作業台のことです。ここの仕上げは、最低でもステンレスエンボス仕上げになっていることが望ましいです。もう少しグレードを上げたものが人工大理石です。ワンルームマンションで人工大理石まで使っているキッチンは少ないですが、もし使っていれば優良物件です。

キッチン上の吊戸棚やキッチン下の収納棚も鏡面仕上げのものはかなりグレードが高いです。鏡面仕上げまでは行かなくても、清潔感やおしゃれ感がある物件を選びましょう。また収納棚の中にある、包丁差しも不潔なものはNGです。もし汚い場合は、購入後自分で付替ることをお勧めします。

バスについては、シャワーに着目です。最近のトレンドはシャワーヘッドが大きいタイプのものです。女性が髪の毛を洗うのに大き目のシャワーヘッドが好まれます。バスも蛇口についてもステンレス製の混合水詮の方がおしゃれに見えます。プラスチックの素材は、どうしてもチープな印象を与えてしまいますので、交換してしまいましょう。洗面所も水詮金物と洗面ボールにおしゃれ感があるものが望ましいです。

専有部については、まずは水回りからチェックです。