集合住宅の仕様は、賃貸マンションよりも分譲マンションの方が常に先を行っています。賃貸マンションは割り切ってコストをかけなかったという歴史もあり。一般的には分譲マンションの方が仕様のレベルは高いです。そのため、賃貸マンションの空室対策も先を行く分譲マンションからヒントを得るのも一つの手です。
Googleで「ワンルーム」という言葉を検索しようとすると、関連検索ワードに「おしゃれ」という言葉が出てきます。このことから入居のためにワンルームを探している人たちが、「おしゃれなワンルーム」を求めているということが推測されます。
実際、ワンルームというのは万人受けを目指して作っている部分があり、エッジの効いたおしゃれなワンルームというのは少ないのが現状です。リフォームでおしゃれなワンルームが実現できれば、空室対策としてかなり有効と考えらえます。
分譲マンションのリフォームで流行り始めた「おしゃれなリフォーム」は自然素材を使ったリフォームです。壁には漆喰や珪藻土を使い、床材には無垢材を使用して和風でモダンな部屋にリフォームします。この自然素材を使ったリフォームは、シックハウス症候群の人には高評価のようです。健康志向の消費者にもニーズがマッチしており、健康住宅などと呼ばれていたりもします。また中古マンションを安く購入して、自然素材でおしゃれにリフォームする若者も増えつつあります。
分譲マンションで流行っていることは、いずれ賃貸マンションでも流行ります。ワンルームマンションでは、自然素材を使ったリフォーム事例はほとんどないですが、シェアハウスでは自然素材を使ってリフォームしている物件も徐々に現れ始めました。検索キーワードからも「ワンルーム おしゃれ」と検索する人たちは増えており、自然素材を使ったリフォームは、今後の空室対策において注目の分野です。
おしゃれなワンルームが求められる時代になりつつあります。