HOME4U(一括査定)って本当に大丈夫?知られざる評判や特徴を解説

2019/07/23

戸建てやマンション、土地等の不動産を売却するなら、「HOME4U (ホームフォーユー) 」の不動産一括査定の利用がおすすめです。

数にある不動産一括査定サイトの中でも、「HOME4U」は一番歴史が長く、安心して利用できるサイトになります。

HOME4U」は色々なサイトで高く評価されている一括査定サイトですが、プロから見てもおすすめできる理由があります。

この記事では、実際に「HOME4U」を利用した人の生の声や、不動産会社の間で噂されていること等を含め、「HOME4U」の知られざる評判について解説いたします。
ぜひ最後までご覧ください。

この記事の筆者:竹内英二 (不動産鑑定事務所:株式会社グロープロフィット代表取締役)
保有資格:不動産鑑定士・宅地建物取引士・中小企業診断士・不動産コンサルティングマスター・相続対策専門士・賃貸不動産経営管理士・不動産キャリアパーソン

1.HOME4Uとは

HOME4U」とは、不動産一括査定サイトのことです。
呼び方は、ホームヨンユーではなく、ホームフォーユーと呼ぶのが正式となります。

不動産一括査定サイトとは、複数の不動産会社に簡単な入力操作によって無料で査定依頼できるサービスです。

従来の不動産売却では、複数社から査定を取ろうとすると、いちいち自分で不動産会社を探し、1社ずつ電話して査定のアポイントメントを取る必要がありました。

複数社から査定を取ることは、昔から良く行われていることですが、この手間を大幅に削減してくれるのが、不動産一括査定サイトになります。

HOME4U」では、最大6社の不動産会社から査定依頼を取ることが可能です。
あくまでも最大が6社ですので、エリアによっては、3~4社ということもあり得ます。

HOME4U」では、以下の種別の査定依頼をすることができます。

  • マンション
  • 一戸建て
  • 土地
  • ビル一室
  • 店舗・事務所・倉庫
  • マンション一棟
  • アパート一棟
  • ビル一棟

HOME4U」の特徴としては、入力段階で例えば「マンション」を選択すると、対象物件のある地域で「マンション」の売却が得意な不動産会社に自動で査定依頼ができるという点です。

自分で不動産会社を探すとなると、「この不動産会社は、マンションは得意なのだろうか?」という部分までは分かりませんが、「HOME4U」を利用すれば間違いなくその種別の不動産売却が得意な不動産会社に割り振られますので安心です。

「ビル一室」や「アパート一棟」等も収益物件が得意な不動産会社に自動で査定依頼ができるようになっています。

そのため、「HOME4U」を使うことで、最適な不動産会社に査定依頼をすることができ、不動産会社選びに失敗するリスクも防ぐことができるのです。

また、「HOME4U」を利用できる人は、原則、売主のみです。
具体的には、以下の人たちになります。

  • 名義人本人
  • 名義人の家族・親族
  • 共有名義
  • 物件所有者の了承を得た代理人

他の一括査定サイトでは、近所の住人や、弁護士・司法書士・税理士等の資格者、銀行担当者、購入予定者まで利用者の間口を広げているサイトも見かけます。

HOME4U」では、これらの売主以外の人たちの利用を、完全にシャットアウトしているのが特徴です。

一見すると、利用しにくいサイトのように思えますが、実はこの「売主限定」という機能が、査定をする不動産会社の間でも評価を高めている要因にもなっており、良い不動産会社が登録されている原動力にもなっています。

その他、「HOME4U」には売却の一括査定サイト以外に、以下のサービスも展開しています。

「賃貸経営HOME4U」は、アパートやワンルームマンションなどの収益物件において、条件の良い管理会社を選ぶことができるサービスです。

私は、個人的に「賃貸経営HOME4U」はかなり良いサービスだと思っています。
個人投資家の人で、収益を改善したいと思っている人であれば、ぜひ一度利用してみることをおすすめします。

「HOME4U土地活用」は、これから土地活用する人向けに、複数のハウスメーカーから無料でプラン提案を受けることができるサービスです。

2.運営会社はNTTデータスマートソーシング

HOME4U」の運営会社は、株式会社NTTデータスマートソーシングという会社です。
HOME4U」は、元々は親会社であるNTTデータが所管していましたが、数年前にNTTデータスマートソーシングへ移行されました。

NTTデータスマートソーシングは、NTTデータの100%子会社であり、東京都江東区の豊洲にある会社です。
社員数は2019年4月1日時点で1,703名(契約社員等を含む)となっています。

不動産一括査定サイトは、社歴の浅いIT企業が運営していることが多い中、「HOME4U」はNTTグループという大企業が運営しているという点が他のサイトと大きく異なります。

社歴の浅いIT企業とは異なり、人員もたくさんいるため、多くのスタッフが「HOME4U」の運営に関わっています。

また、「HOME4U」は、単に一括査定を行っているだけでなく、以下のサイトで売主や土地所有者に役立つ情報発信も行っています。

お家のいろは
不動産売却塾
土地活用プラス

不動産売却についてインターネットで調べると、「お家のいろは」や「不動産売却塾」の記事を見かけたことのある人も多いと思います。

「お家のいろは」や「不動産売却塾」の良いところは、中立的な立場で書かれており、「HOME4Uを使ったら高く売れる」とういことは決して書いていないという点です。

他の一括査定サイトの情報発信では、あたかも「一括査定サイトを使えば高く売れますよ」と煽るようなことを書いている記事もありますが、「HOME4U」の情報発信では、売主を誤認させるような内容は書かれていません。

査定価格は、あくまでも予想価格に過ぎないため、高い査定価格を追求することには意味がないこともきちんと解説しています。

HOME4U」の神髄は、あくまでも質の高い不動産会社に査定依頼できることが最大のメリットであることが、繰り返し情報発信されています。

情報発信の内容からしても、きちんとした理念を持って一括査定サイトを運営していることが分かります。

3.HOME4Uの知られざる評判

この章では「HOME4U」の評判についてご紹介します。

3-1.ネット上の気になる口コミ

HOME4U」は、以前は利用者の声を公表していましたが、現在ではなくなりました。
そのため、正式ルートで公表されている評判や口コミは分からない状況です。

インターネット上には、どうやって集めたのかが分からない利用者の声を載せているものもありますが、信憑性がないためここでは取り扱わないこととします。

一方で、「Yahoo!知恵袋」の中に、実際の利用者が書いたものと思われる記述がありましたので、ここではそれを紹介します。

この口コミは何とも言えませんが、境界が確定していない物件だったので、おそらく不動産会社が嫌がり査定を辞退したということでしょう。

不動産会社からすると、境界確定図のない物件は、そもそも売り物になっていないと判断します。

「境界確定図がないと査定できない」ということはないのですが、通常、境界確定が確定していない物件は、今すぐ売ることはできません。

会社によっては、すぐに売れない物件は査定しないという保守的な方針の会社もあります。
そのため、上記の口コミでは不動産会社は「査定できない」という話ではなく、「仲介の依頼を受けることができない」という話をしたかったのだと思われます。

ちなみに、不動産会社には、買主に境界を明示してトラブルを未然に防ぐ義務を課した判例があります。


(大阪高判昭和61年11月18日判夕642号204頁)
仲介業者は、不動産取引について専門的知識と経験を有するものとして、依頼者その他取引関係者に対し、信頼を旨とし誠実にその業務を行ない、委任事務である仲介事務の処理に当たっては委任の本旨に従い、善良なる管理者の注意をもってこれを処理することを要する。
宅建業者としては仲介契約の本旨に従い善管注意をもって、売買契約が支障なく履行され、当事者双方がその契約の目的を達成しうるよう配慮する義務を有し、委任者からの特段の指示がない場合においても本件土地のように公道に接しない宅地については私道の通行承諾があり、その通行に支障がないことを近隣者や私道所有者などに問い合せて調査し、また売買対象土地の範囲が不明確な場合はその境界を明示して買主に土地建物買受の目的を達成させ損害の発生を未然に防止すべき義務がある。


このような判例があることから、境界明示ができない状態の不動産を仲介したがらない不動産会社は多いです。

境界確定図がないから査定しないという不動産会社の判断は、実はまともな判断だったりもします。

そのため、上記の口コミについては、「HOME4U」の信頼を損ねるものではありません。

HOME4U」に限らず、境界確定を終えていない物件は、不動産会社にまともに扱ってもらえない可能性がありますので、戸建てや土地を売却するのであれば、境界を確定してから査定を依頼した方が良いでしょう。

その他、「Yahoo!知恵袋」には「HOME4U」に関する記載は見当たりませんでした。

尚、境界明示については、以下の記事詳しく記載していますので、ご参照ください。

【関連記事】

境界明示ってしないといけないの?方法や法律根拠・しない場合を解説

3-2.実際の利用者の評判

筆者の知人には、実際に「HOME4U」を利用した人がいますので、その話をご紹介します。
ここでは、筆者の知人をAさんとします。

Aさんは、千葉市緑区内に住む50代の男性で、戸建て住宅の売却で「HOME4U」を利用しました。

結論からすると、「早く高く売れた」ということです。

Aさんが査定依頼したところ、査定に来た会社は4社でした。
Aさんは割り切った考え方の人なので、最初から一般媒介で売ることを前提に「HOME4U」を利用しました。

不動産会社に仲介を依頼する契約を媒介契約と呼びます。
媒介契約には、「一般媒介契約」、「専任媒介契約」、「専属専任媒介契約」の3種類があります。

一般媒介契約とは、複数の不動産会社に重ねて媒介を依頼することができる媒介契約です。
専任媒介契約と専属専任媒介契約は、1社の不動産会社にしか仲介を依頼できない契約になります。

自己発見取引はできるのが専任媒介契約で、自己発見取引すら禁止されているのが専属専任媒介契約です。
自己発見取引とは、売主が自分で買主を探してくることを指します。

一般媒介と専任媒介等の違いを概念図で比較すると以下の通りです。

一般媒介を利用すると、買主が見つかる確率が上がるため、早く売ることができます。
また、より良い条件の買主が見つかる可能性も高くなり、値引き防止にもなります。

Aさんは、査定依頼時には写真を撮られても良い状態にしていたので、査定終了後、翌日にはSUUMOやアットホーム等に物件広告が載り、売却がすぐにスタートしたとのことです。

販売期間としては、2ヶ月でサッと売っています。
買主については、2番目に高い査定価格を出してきた不動産会社が、1番高かった査定価格よりも高い金額の買主を連れてきたとのことでした。

査定価格というのは、あくまでも予想にしか過ぎないので、Aさんのように良い方向へ外れることもあり得ます。

Aさんの場合、「HOME4U」の利用に加え、「一般媒介」を選択したことも成功の要因だったかもしれません。
実際に利用したAさんの感想では、「大変満足している」とのことでした。

【関連記事】

マンション売却は専任か一般かどちらを選んだ方が良いのか徹底解説!

3-3.不動産会社の間での評判

これから「HOME4U」を利用する人は、利用者側からの評判を気にする人が多いですが、「HOME4U」は実は不動産会社の間でも評判が良いです。

不動産一括査定サイトは、査定に参加する不動産会社が運営会社に対して1万円の査定参加料を支払う仕組みとなっています。

NTTデータスマートソーシングのような運営会社は、不動産会社から査定参加料をもらうことで収益を上げています。

一括査定サイトの運営会社からすると、お金をくれる直接のお客様は売主ではなく、査定に参加する不動産会社ということです。

不動産会社は、一括査定サイトの運営会社から「売主情報」を買っていることになりますが、この売主情報がガセネタであれば、査定参加料を支払う価値がありません。

中には、「サクラ」の売主情報を不動産会社に売りつけている一括査定サイトもあるくらいです。

例えば、利用者の間口を近所の住人や、弁護士・司法書士・税理士等の資格者、銀行担当者、購入予定者等まで広げているようなサイトでは、「サクラ」の売主情報が出やすいと考えられます。

不動産会社からしてみれば、「サクラ」の売主情報に出くわすと、査定参加料が完全に無駄となります。

そのため、不動産会社も登録する一括査定サイトを慎重に見極めており、「サクラ」が多いと噂されている一括査定サイトは敬遠されているのが実態です。

一方で、「HOME4U」には、「サクラ」の噂が一切ありません。
HOME4U」は本当の売主情報のみを提供してくれるサイトとして、不動産会社の間でも評価が高いです。

理由としては、「HOME4U」が昔から利用者を売主のみに限定しているからだと思われます。

不動産会社の間で評価が上がると、今度は「HOME4U」に登録したがる不動産会社が増えることになります。

すると、「HOME4U」は登録する不動産会社をしっかりと選別し、厳選できる立場となるのです。

現在の「HOME4U」は不動産会社をしっかりと厳選できる立場にあり、その結果、「HOME4U」にはますます質の高い不動産会社が集まる状況となっています。

あまり知られてはいませんが、「HOME4U」は不動産会社の間でも評判が高いサイトであり、その評判が「HOME4U」の利用者に良質な不動産会社を提供するという効果をもたらしているのです。

4.HOME4Uの特徴

この章では「HOME4U」の特徴について解説します。
以下に、主な一括査定サイトの「運営会社」と「運営開始年」、「電話番号」の比較表を示します。

4-1.最も長い実績がある

HOME4U」は、2001年から運営されており、不動産一括査定サイトの中で最も長い歴史があります

HOME4U」 には、2018年11月現在において35万件の利用実績があり、既に多くの人がたくさん利用しています。

不動産一括査定サイトは、誕生しても淘汰されるサイトも多いですが、「HOME4U」がこれだけ長く続いているのは、ひとえに多くの利用者から信頼を得てきたことが理由です。
HOME4U」 に何か問題があれば、とっくの昔に消えてなくなっていたことでしょう。

HOME4U」は、長い運営実績が十分にその信頼性を物語っていますので、安心してご利用頂ければと思います。

4-2.電話相談体制がある

HOME4U」には電話相談窓口があります。
主な一括査定サイトで電話相談窓口のある「HOME4U」と「すまいValue」の2つだけです。

電話相談窓口の有無は、どの一括査定サイトを使うかの決め手になるといっても過言ではありません。

不動産一括査定サイトを使うなら、必ず電話無料相談窓口のあるサイトを使うようにしてください。

電話無料相談窓口がないと、何らかのトラブルがあったとき、すぐに対処してもらえない可能性が高くなります。

HOME4U」は、フリーダイヤルの電話相談サービスもありますので、困ったときにすぐに助けを求めることが可能です。

電話無料相談窓口が設置されているあたりも、運営会社が大企業ならではのサービスといえます。

一括査定サイトに対して何らかの不安がある人でも安全に利用できますので、ぜひ「HOME4U」を利用してみてください。

尚、電話無料相談窓口がいかに重要かについては、以下の記事に詳しく記載しています。
ぜひご参照ください。

【関連記事】

不動産一括査定サイトのおすすめはどれ?ヤバイ評判や口コミも紹介

4-3.業者の質が高い

HOME4U」は不動産会社の間でも評判の高いサイトであるため、良質な不動産会社がどんどん集まってきています。
そのため、「HOME4U」に登録されている不動産会社は、顧客からの評価も高いです。

以下にオリコンが公表している「不動産仲介 売却 顧客満足度ランキング」を示します。

下表の中で、赤字で示した会社が「HOME4U」で査定に参画している不動産会社です。

マンションであれば、満足度TOP5の中に、「HOME4U」に登録されている不動産会社が4社も入っています。
戸建ても、TOP5のうち、3社が「HOME4U」に登録されています。

仲介の利用者の評価が上位ランキングの会社が多く登録されており、「HOME4U」には顧客からの評価が高い不動産会社が多く登録されていることが分かります。

HOME4U」で査定依頼すれば、そのエリアでマンションならマンション、戸建てなら戸建てで実績の高い不動作会社に査定依頼することが可能です。

HOME4U」を利用すると、誰でも自然と良い不動産会社に依頼することができるとういのが特徴となります。

5.まとめ

以上、「HOME4U」について解説してきました。

HOME4U」が不動産会社の間でも評価が高いという点は、あまり知られていない評判だと思われます。

不動産会社にも高く評価されているという点が、「HOME4U」に良い不動産会社を集める原動力となり、結果的に利用者にも信頼できる不動産会社の提供という価値をもたらしています。

日本一長い歴史はダテではないので、これから不動産一括査定サイトを使うのであれば、「HOME4U」を利用するのが良いでしょう。

【あわせて読みたい】

不動産一括査定って不安?デメリットや老舗度ランキングによるおすすめを紹介

不動産一括査定のメリットとデメリット!口コミ・評判やおすすめサイトも紹介

マンション売却で一括査定を利用する前に知るべき5つのポイント